「もしも、こんな世界になったら」と電話で話すと、本当にその通りの世界になる。例えば、団地の1部屋をのび太達が住んでいる世界とすると、もしもボックスはその団地の中の空き部屋に、音声を入力した人の世界が作られるのだという。つまりこの道具で実現される架空世界は、一種のパラレルワールドであるとされている。まず、受話器に向かって自分が望む世界を話す。すると、ダイヤルセレクターが点滅してパラレルコンピューターが生まれてくる空間を探し出す。ジリリリリンとベルが鳴ったら、望んだ世界が出来上がったという合図。「元の世界に戻して」と受話器に向かって言うと元に戻る。ドラミが持っている物は花柄。映画「のび太の魔界大冒険」で、ドラえもんのもしもボックスがのび太のママに捨てられた以降、漫画には二度と登場しない。